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心理学に基づいて、著者が2年で10キロやせた方法を紹介。「大げさな精神力なんていらない」「簡単簡単」
私もこの本をベースにダイエット実践中です。
レビュー
これは著者(ライター)の減量プロセスをまとめたダイエット本です。開始から1年で7kg、2年で10kgの減量を成し遂げ、そのまま体重をキープ。
本の中で、著者は心理学者という心の専門家(本の監修者)の指導を受けています。栄養士やトレーナーといった体の専門家は登場しません。
著者にはダイエットとリバウンドを繰り返してきた歴史があります。私も身に覚えがあり、以下の文章に説得力を感じました。
世の中にはダイエット方法がゴマンと存在するが、なかなか効果は出ない。一時的に効果が出ても続かない。
なぜなら、自分に合わない方法は不自然だし、続かないから。
ダイエットでもっとも大切なのは続けることであり、続かない方法では意味がない。
著者が実践した方法は、本の冒頭で以下のように要約されています。
私がやせた方法をものすごーく簡単に説明するなら、
(1) 自己分析してみた
(2) 自分に合った方法を見つけた
(3) そしてそれが習慣となったこの3ステップだ。
「つらい食事制限や運動をがんばった」というよりは、「自分と向き合い、考え、実行した」だけ。必要だったのは1冊のノートと体重記録のスマホアプリのみ。
「我慢や忍耐」ではなく、「知性」に頼ったのだ。
この後、具体的な方法の解説とともに、著者の実践と体重の記録が続きます。著者と監修者の対話や、イラスト、マンガも組み込まれており、読むだけならさらっとイケます。ただし実践にあたっては、自分自身に向き合って考えることが必須。ページを繰れば何をすればいいのかすぐに分かる――わけではありません。
心理学をベースにしているため、他のダイエット本とはアプローチがまったく異なります。ダイエットのメソッドは特に指定なし。減量に寄与する行動の中から、自分が習慣化できそうなことを選び、日々こなしていきます。メタ認知、使命化など、ダイエット本で見かけない用語も登場します。
私はこの本を知った時に「ダイエットするなら、この本しかない!」と直感的に思いました。自分のモチベーション、気持ちが途切れて、いつの間にかダイエット中であることを忘れてしまうのが、私の失敗パターン。この手の失敗に対処するなら、栄養学や運動学より心理学です。
それにモラハラの本なんかを読んでいるうちに、すっかり心理学に親近感を抱くようになっていました。
ダイエットに興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひご一読を。
私は実際にこの本に基づいてダイエットを開始、経過を公開しています。よろしかったら、以下のリンクからご確認ください。
まとめ
心理学に基づいて、著者が2年で10キロやせた方法を紹介。同時に実践の記録も。
★★★★★ (私もダイエット実践中。やりやすい)
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