本『月100円からはじめる! つみたてNISAとiDeCo超入門』のレビュー

おすすめポイント

★★★★★

投資初心者向けの解説書。税制上の優遇措置「つみたてNISA」と「iDeCo」について説明。投資する銘柄についても具体的に指南

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レビュー

本のあらすじ・位置づけ

 庶民のためのファイナンシャルプランナー横山 光昭氏による本です。この本で説く投資スタンスについて、説明している部分を「はじめに」から引用します。

 私が家計相談の現場でいつも時間をかけて説明しているのは、「投資にも2つの種類がある」ということです。
 一つは労力や深い知識が必要なもの。もう一つはそんなに手間暇をかけなくても、毎月こつこつ続けていけば、10年、20年、長い目で見れば必ずといっていいほど成果が出るもの。
「まずは労力も知識も必要がないほうからはじめてみませんか」
 投資をはじめるかどうか、迷われている人に、私はそう、おすすめしています。

 章立ては次のとおり。

  • はじめに
  • 第1章 はじめてのつみたてNISA
  • 第2章 はじめてのiDeCo
  • 大公開 横山光昭の資産運用ポートフォリオ
  • 第3章 つみたてNISAとiDeCoのうまい使い分け
  • 第4章 ちょっと多めに儲かる投資信託の選び方
  • 第5章 はじめての投資信託キーワード10
  • おわりに
  • 保存版 つみたてNISAとiDeCoの投資信託リスト

 つみたてNISAやiDoCoの利用者数、売れ筋の投資信託の具体名など、日本における個人投資の実態を多々掲載。さらに図表やグラフで視覚・直感に訴えています。

感想等

 著者は投資ビギナー向けの本を多数上梓しています。どの本でも、著者が説く投資哲学は同じ。その中でも昨年(2021年12月)発行のこの本が、分かりやすさや情報の新鮮さの面で際立ちます。私が「いいな」と思ったポイントを3つピックアップします。

  1. 痒い所に手が届く説明がある。そもそもつみたてNISA(iDeCo)とはなんぞや、つみたてNISAとiDeCoのどっちがいいか、著者は何を買っているかなど、頭に浮かぶ疑問への回答があります。また、第5章の「はじめての投資信託キーワード10」では、投資信託インデックスファンドネット証券といった用語について、1つのセクションを費やして解説。丁寧で詳しい!
  2. 本の構成が分かりやすい。前から順に読んでいっても、必要な部分を拾い読みするのでもオッケー!
  3. 証券会社4社で買える投資信託の銘柄が人気順(売れている順)で一覧になっている。証券会社を横断した情報が、紙で見られるのは貴重。ただ、情報は日々劣化するので、注意は必要です。

「月100円からはじめる」というタイトルのように、投資を始めるにしてもスモールステップで、と思われる方にぴったりです。ぜひ、ご一読ください

月100円からはじめる! つみたてNISAとiDeCo超入門

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まとめ

要約

投資初心者向けの解説書。税制上の優遇措置「つみたてNISA」と「iDeCo」について説明。投資する銘柄についても具体的に指南

評価(お役立ち度)

★★★★★ (実践的)

基本情報
  • タイトル:月100円からはじめる! つみたてNISAとiDeCo超入門
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  • 著者:横山 光昭
  • 出版社:‎宝島社
  • 発行日:2021年12月16日

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プロフィール

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 ある日、私は2人の子供を連れて、モラ夫から逃げて別居しました。私自身と子供を守るためです。

 私は年間100冊程度の本を読んでいます。好きなジャンルはファンタジーですが、多読しているのは実用書です。

 このサイトを訪れた方が、少しでも生活を改善したり、気持ちを前向きにしたりする情報を得られたら幸いです。

望木 幸恵

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