本『どこでもできるはじめての瞑想』のレビュー

おすすめポイント

★★★★★

瞑想の各手順を行う理由が書いてあるので、瞑想に入りやすい。日常生活の中で簡単に「どこでも」実践できる瞑想方法(一部瞑想)の紹介もある。ストレスを解消して、スッキリ~!

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レビュー

 瞑想初心者に向けて、基本的な情報(効能や歴史など)や瞑想の作法を説明しています。2色刷りで、図をふんだんに使っています。

 瞑想には様々な流儀がありますが、この本の著者の宝彩 有菜(ほうさい ありな)氏の方法が、私にはやりやすかったです。瞑想を行うときの手順はネット上でも見つけられますが、この本には各手順を行う理由が書いてあるため、すんなりと入り込めました。たとえば、なぜ目をつむ)のか、なぜ腹式呼吸(丹田呼吸)をするのか、なぜ「印」を結ぶ(親指と人差し指で輪を作る)のか、といった疑問に対する回答があります

 宝彩氏の数々の著書の中から、最初にレビューする本として『どこでもできるはじめての瞑想』を選んだのは、「一部瞑想」を取り上げているためです。著者によると、瞑想には2種類あります。

 瞑想には、静かなところで胡坐(あぐら)をかいて行う「本瞑想」と、どこでもできる簡単な「一部瞑想」があります。

 この本では「起床から就寝まで、11のシチュエーション別に」やり方を紹介しています。一部瞑想は本瞑想ほど深い境地に達することはありませんが、手軽にできるところがメリットです。タイトルの「どこでも」のとおり、場所を選びません。

 私の経験では、モラハラ夫との別居前、特に長期休みの間は朝から晩までストレスを感じっぱなし。一方で、きちんと瞑想を行う時間も場所も見当たらず……。ちょっとしたタイミングで一部瞑想を実行して、イライラを解消までとはいかずとも、ちょっぴり冷静になれたことはありました。

 本瞑想については、初回からちょっとしたスッキリ感を得られました。しかし一朝一夕に上手にできるような代物ではありませんでした。それでも続けているうちに、確実に未体験ゾーンに進んでいっていることが分かりました。本に書いてあるような「自分の古い過去の記憶の扉が開いて、まるで図書館で本を閲覧するように、ありありと自分の過去を思い出す」ことは経験していません。しかし目をつぶっているのに、ある光景が広がって見えたことはありました(夢を見ているような感覚)。今では、ストレス解消より、この体験をするためというのが、私が瞑想を行う第一の目的になっています。

 この本では、瞑想の効能について、「ストレスに強くなる」「リラックスできる」「判断力がアップする」など心・体・頭に分けて計16個挙げています。ご興味のある方は、ぜひこの本を読んで、瞑想をお試しください。

 でもやっぱり「瞑想」ってうさんくさいでしょうか? 私も最初はそうでした。

 宝彩氏の別の著書『始めよう。瞑想』には、瞑想開始時からの時間経過に沿った脳波のグラフが掲載されています。実際に著者がヘッドギアを付けて瞑想を行い、測定したものです。科学的根拠については、こちらの本でより大きく取り上げています。よろしかったら合わせてご確認ください。このサイトにレビューも掲載しています。

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瞑想の科学的根拠

 瞑想はスピリチュアルに寄っていて、語られている効能はプラシーボ効果ではないか。以前の私はこのように疑っていました(すみません)。

 しかし瞑想やマインドフルを実践している方って、意外に多いですよね。松下幸之助、イチロー選手、スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、エマ・ワトソン、…。また2018年にタイで、サッカーチームの少年たちとコーチが洞窟に閉じ込められた事故で、瞑想が話題になりました。それに、瞑想には長い長い歴史があり、実体験として効果を認めている人の多さを物語っています。

 では、瞑想の科学的根拠は? 私は厚生労働省が情報発信をするサイトの、瞑想に関する記事の中に、科学的・医学的な見地からの説明を見つけました。

■ 瞑想について

高血圧、特定の精神的疾患、疼痛などのさまざまな疾患に瞑想がどのように有効であるかを調査するために、多くの研究がなされています。また多くの研究により瞑想がどのように作用し、脳にどんな影響をおよぼすのかが明らかになっています。

■ 瞑想の効果について

瞑想することにより血圧の降下、過敏性腸症候群の症状の緩和、不安感、抑うつ感、不眠の改善、急性呼吸器疾患(インフルエンザなど)の発症・期間・重度の改善がある場合があることが、研究により示唆されています。疼痛に対する効果や禁煙治療としての効果に関するエビデンスは、不明確です。

 瞑想は経験則から発展していきましたが、後追いで科学的に確認された効果もあるんですね。

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まとめ

要約

静かなところで胡坐をかいて行う「本瞑想」と、どこでもできる簡単な「一部瞑想」の作法を紹介。ふんだんな図と丁寧な説明で、初心者にも分かりやすい。

評価(お役立ち度)

★★★★★ (未知の体験ができる)

基本情報
  • タイトル:どこでもできるはじめての瞑想
      [Amazon] [楽天] [レビュー]
  • 著者:宝彩 有菜
  • 出版社:イースト・プレス
  • 発行日:2016年1月10日
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プロフィール

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 ある日、私は2人の子供を連れて、モラ夫から逃げて別居しました。私自身と子供を守るためです。

 私は年間100冊程度の本を読んでいます。好きなジャンルはファンタジーですが、多読しているのは実用書です。

 このサイトを訪れた方が、少しでも生活を改善したり、気持ちを前向きにしたりする情報を得られたら幸いです。

望木 幸恵

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