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ミシン縫いを美しく仕上げるための工程を豊富な写真を用いて解説。アイロンかけ、まち針の打ち方、しつけのかけ方の紹介もあり。学校の家庭科レベルの初心者でも分かる。
細かい作業に集中すると、その間はモラ夫のことを考えずに済むため、別居前は裁縫に逃げていた時期がありました。別居することに決めてからレシピ本は売って処分しましたが、これは手元に残しておきました。コロナ禍で夏用マスクを作るにあたり、この本を参照したので、レビューを行います。
レビュー
この本ではミシン縫いをきれいに仕上げるための手順が、全工程写真(白黒)付きで紹介されています。取り上げている範囲は多岐に渡り、家庭における裁縫のニーズをほぼ満たすのではないかと思います。たとえば直線縫いだけでなく、角や曲線の縫い方、端の始末の仕方、ロックミシン、 ダーツ、ギャザー、ファスナー付けなども扱っています。
しかし、この本では、ミシンよりも前にまずは「アイロンかけ」から始まります。それがきれいに仕上げるためのコツです。以下、引用します。
中間プレスといわれる作業途中のアイロンがきれいな仕上がりの決め手になります。
まち針をどこにどういう順番で打つか、しつけはどこにかけるか、などの説明もあり。基本的な直線縫いでも縫い幅を一定にする方法がいくつか紹介されているなど、とにかく手を取るように丁寧に解説がなされています。

ちなみに自作マスクの表地は手ぬぐい、裏地はサイズアウトした子供のエアリズム(下着)にしたら、ユニクロのエアリズムマスクより涼しかったです(私調べ)。
目次に縫い方のイラストがすべて付記されていて、参照しやすいです。
学校では教えてくれなかったコツを実践したり、ひと手間を加えたりすることで、自己流だった腕がちょっぴり上がりました!
この本を読めば、ワンランク上の仕上がりになります。ぜひ手元において、ミシンをかけてください。
まとめ
ミシン縫いを美しく仕上げるための工程を豊富な写真(白黒)を用いて解説。道具や材料の紹介もあり。
★★★★★ (段違いにきれいに縫えるようになった)
- タイトル:きれいに縫うための基礎の基礎
- 著者:水野 佳子
- 出版社:文化出版局
- 発行日:2009年2月15日
- ISBN-10:4579112253
- ISBN-13:978-4579112258
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