本『マンガでわかるオトコの子の「性」――思春期男子へ13のレッスン』のレビュー

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おすすめポイント

★★★★☆

世の中にあまりない、思春期男子に向けた性教育の本

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レビュー

本のあらすじ・位置づけ

 この本は思春期男子に向けた性教育の本です。レッスンと称して、以下の13個のテーマで語ります。なおカッコの中身は、各レッスンで登場するキーワードについて、私が付記したものです。

  • Lesson1 大人に近づく体と心(思春期・ヒゲ・ワキ毛・性毛)
  • Lesson2 誰にも言えないぼくたちの悩み(包茎)
  • Lesson3 マスターベーションって悪いこと?
  • Lesson4 知っているようで知らない女の子の体(月経)
  • Lesson5 人を好きになるってどういうこと?(恋愛)
  • Lesson6 恋愛と性別のさまざまなかたち(LGBT)
  • Lesson7 好きだからセックスしたい!
  • Lesson8 将来のために知っておきたい避妊のこと
  • Lesson9 それってホント? 性のリアルとファンタジー
  • Lesson10 もし困ったら? 性器のトラブルの対処法と予防法(性感染症・コンドーム)
  • Lesson11 なんで自分を傷つけるの?
  • Lesson12 どうする? スマホ・ネットとのおつき合い(LINE外し、リベンジポルノ)
  • Lesson13 どこからが性暴力?(性被害・援助交際・スクールセクハラ)

 それぞれのレッスンは漫画とQ&A集で成り立っています

 表紙の絵の二人は、神出鬼没のあすか先生と中学2年生・サッカー部のさっしー。悩める男子さっしーの前に、あすか先生が現れて知識や知恵を授けることで、漫画は進行します。

 漫画に続いて「教えて!? あすか先生~!」と題したQ&Aコーナーがあり、子供が悩みがちな疑問を数問ずつ取り上げています。回答はあすか先生の話し言葉のような文体です。

対象読者について

 タイトルに「思春期男子へ」とありますが、思春期に入りたてというより、思春期真っただ中くらいの男子向けかな、と思います。その理由は、主人公のさっしーが日常的にマスターベーションをしているように描かれているため。「初めての射精にビビらないように、その前に読む本」とかではないです。

「はじめに」の一節を以下に引用します。中高生くらいに役立ちますかね。

 この本は、私のところに届く中高生や親、先生方の悩みやエピソードをもとにマンガとQ&Aにまとめました。

感想等

 これは、ほとんど見かけない「思春期男子向けの性教育の本」という位置づけの本! 息子持ちのシングルマザーとして、この分野で正しい情報を分かりやすく伝達してくれる本はありがたいです。

 また女性が男子に指南している点に最初は驚きましたが、母親から息子にこの本を渡す、というシチュエーションを考えると、逆にいいのかな、と。

 監修者が寄せた言葉(以下)に、先進的な本なのかな、と思いました。

 この本に登場するあすか先生のように、お姉さん的な存在の女性がビシビシ正面から話す場面は、想像するだけでも爽快です。男の子たちも「女の人にセックスについてこんなにハッキリと話せる人がいるんだ」と思い、ジェンダーイメージ(性別に対する意識)が変わるきっかけになるかもしれません。

 ただ、残念な点として、痴漢を引き合いにスカートめくりを容認するような描写があります。女子にしてみたら、スカートめくりなんて嫌ですよねえ。

 なお、このWebサイトではDVとか虐待とかをメインテーマとしていますが、それらについても言及。息子をモラハラ夫・DV夫にしないためには必須の情報が掲載されています。

 悩める思春期男子に、ぜひ手に取ってほしい、と思います!

マンガでわかるオトコの子の「性」――思春期男子へ13のレッスン

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まとめ

要約

思春期男子に向けた性教育の本。13個のテーマごとに、漫画とQ&Aで解説

評価(お役立ち度)

★★★★☆ (あまりない位置づけの本)

基本情報
  • タイトル:マンガでわかるオトコの子の「性」――思春期男子へ13のレッスン
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  • 著者:村瀬 幸浩(監修)、染矢明日香(著)、みすこそ(マンガ)
  • 出版社:合同出版
  • 発行日:2015年6月25日

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プロフィール

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 ある日、私は2人の子供を連れて、モラ夫から逃げて別居しました。私自身と子供を守るためです。

 私は年間100冊程度の本を読んでいます。好きなジャンルはファンタジーですが、多読しているのは実用書です。

 このサイトを訪れた方が、少しでも生活を改善したり、気持ちを前向きにしたりする情報を得られたら幸いです。

望木 幸恵

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