おすすめポイント
★★★☆☆
弁護士の活動について、司法統計にない情報を得られる。
レビュー
『弁護士白書』とは、日弁連(日本弁護士連合会)が毎年発行している(分厚い)冊子です。弁護士や弁護士事務所の数、弁護活動やその他の活動(法律相談など)などに関して、幅広い統計データを掲載。また、その時々でホットな話題を取り上げて、特集記事を組んでいます。一部のコンテンツはWeb上で公開されています。
発行元の日弁連は弁護士法に基づいて設立された法人で、日本全国すべての弁護士が登録しています。
私は「離婚調停でみんなは(世間の人は)弁護士を依頼しているのかな?」という疑問を解消しようとして、『弁護士白書』にたどり着きました。このたったひとつの疑問に対する回答は得られましたが、その他の膨大な情報に圧倒されました。
この記事は前述の疑問に対する統計データを引用して終わりにします。
統計データ
離婚調停および夫婦円満調停(夫婦関係調整調停)において、弁護士が関与した割合を示します。これは申立人・相手方の双方またはどちらかに弁護士が付いたケースを指します。
2000年代には20%台だった関与割合はコンスタントに増加し続けて、データがある中で最新の2018年には5割を超えました。


なお、この間、調停の件数自体は漸減している一方で、弁護士が関与する件数は増加しています。
まとめ
基本情報
- タイトル:弁護士白書
- 発行元:日本弁護士連合会
- 発行日:毎年11月
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