女性センター(男女共同参画)の法律相談で離婚について聞いてみた

 地域によって「女性センター」「男女共同参画センター」などと呼ばれる相談先を利用しました。この記事はそのときの体験談です。ごく近所で、しかも無料で、離婚調停について相談できました。またセカンドオピニオンも得られました。

 なおこの施設について、さらなる詳細は以下の記事を参照してください。

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体験談

 私はモラハラ夫を棄てて子連れ離婚することを決意した後、離婚調停を有利に進めるために法律相談を利用しました。

 まずは女性センターに電話予約。受付業務の方は、個人情報を知ることがないよう努力(?)しているもよう。電話口では、私の連絡先として電話番号と名字を伝えただけでした。空いている枠がなく、3週間ほど先の予約となりました。

 相談の当日、受付などはせずに、直接、待合室に向かいます。他のスペースと壁・扉できっちりと区切られていました。地元だけに、別の用事で訪れたご近所さんなんかに目撃されたくない……。そんな心情に配慮しているようでした。

 初回の相談では、自分が置かれている状況や今後の希望を所定の用紙に記入。それを説明しているうちに時間切れ。1回30分がとても短く感じられました。

 本格的な相談は、その後数回に渡って行いました。子供の親権、慰謝料、財産分与などについて調停でどうなる可能性が高いのか、最新情報を尋ねました。

 ちなみに私は、女性センターで相談していた弁護士に、自分の離婚調停の代理人をお願いしました。もちろん弁護士が営業をかけてくるわけではなく、名刺すら頂けませんでした。自力でネームプレートにあったお名前で検索して、別途、弁護士事務所経由で契約しました。

 弁護士事務所での相談は有料なので、ぎりぎりまで女性センターの法律相談で粘りました。

良かった点・悪かった点

 公的な法律相談の窓口は他にもありますが、女性センター(男女共同参画センター)に設置されている窓口なら、実際に妻側に立ってモラハラ・DV・浮気などで離婚するケースを扱っている弁護士(全員女性)が待っています。話が早かった点や、最新の離婚調停情報が得られた点が良かったです。

 また同じ女性センターに複数の弁護士が出入りしていれば、セカンドオピニオンを求めることができます。私は電話予約の窓口の方にその旨を伝えて、相談1回分はそのように取り計らって頂きました。その際に曜日によって違う弁護士が来所していること、担当の弁護士に予定が入ると弁護士会から別の弁護士が臨時に派遣されることを教えていただきました。

 自宅の近所で、無料で相談できたので、大変助かりました。

 一方で、時間がかかることは甘受するしかなかったです。基本的に他の相談窓口と比べて混雑しているようで、予約の手続きをしても、すぐには空きがありませんでした。自治体によっては1カ月に1回までなど、回数制限を設けている場合もある模様。私がお世話になっていた女性センターでは、法律相談だけ複数回分まとめての予約は不可でした。1回終わると次の予約をしましたが、そのたびに次回まで間が空きました。

 ある程度の現実味を持って離婚を考えている、すべての女性におすすめできます。ただし、急ぎで弁護士に相談したい方には向いていません。

この頃に役立った本

 弁護士には相談をしていましたが、離婚調停が始まるのは別居のしばらく後。私は離婚よりも、目の前に迫った別居生活が気になっていました。

 普通の引っ越しと違い、家族の誰にもバレないようにするため、持ち出すものを厳選する必要がありました。私に求められるのは、何を持ち出すかを見極める選球眼です。ここで、以前読んだことのある、物を持ったときにときめくかで要不要を判断する本を思い出しました。そうです。こんまりさんによる『人生がときめく片づけの魔法』(レビュー)です。

 実際に、こんまりメソッドで物を片付けてみると、いろいろとスムーズに行きました。私は持ち出せない本や服は売ってお金にしようと考えていました。まずは家中にある服を全部かき集めて取捨選択する方法のおかげで、売る手間が1回で済みました。

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まとめ

評価(お役立ち度)

★★★★★ (複数の弁護士事務所の弁護士の見解を、近場の1か所で聞けた)

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プロフィール

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 ある日、私は2人の子供を連れて、モラ夫から逃げて別居しました。私自身と子供を守るためです。

 私は年間100冊程度の本を読んでいます。好きなジャンルはファンタジーですが、多読しているのは実用書です。

 このサイトを訪れた方が、少しでも生活を改善したり、気持ちを前向きにしたりする情報を得られたら幸いです。

望木 幸恵

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