マンガ『中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ』のレビュー

おすすめポイント

★★★★☆

中学受験を目的とした教育虐待について、さらっと描かれている

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レビュー

 この本では4つの家族で起きた中学受験にまつわるストーリーをマンガで綴っています。そのマンガや、合間のコラムを通じて中学受験に関する基本的な情報を親に提供。受験生の生活パターンや、進学塾のカラー、塾代や学費の目安、受験の日の様子など一通りの知識を得られます。

 4家族のうちのひとつで、ストレスから円形脱毛症になる子供が登場します。また「受験で精神的に壊れてしまう子がいるってホント?」と題したコラムも掲載。それほど深刻でなくても、中学受験に際して親子が抱きがちな悩みが随所に描かれています。

 旧版は2017年、新装版は2019年に発行されました。旧版のほうが判型が大きく、都立中高一貫校を取り上げた付録付きです。新装版には、中学受験生だった子供たちが中学3年生になったときのエピソードが追加されています。


 他の受験関連の本と比べて、心構えや悩み事など、親子の心理面が分かりやすく描かれていると思いました。「教育虐待」という用語は出てきませんが、気になることがある方には役に立つ本(マンガ)です。しかも表現が穏やかなので、読みやすい。ぜひお手に取ってください。

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まとめ

要約

4つの家族で起きた中学受験にまつわるストーリーをマンガで綴る。合間にコラムを掲載

評価(お役立ち度)

★★★★☆ (教育虐待についてちょっと触れている)

基本情報
  • タイトル:中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ 新装版  [Amazon] [楽天] [レビュー]
  • 漫画:高瀬 志帆
  • 原作:小林 延江
  • 文:なかの かおり、越南 小町
  • 出版社:日経BP
  • 発行日:2019年2月11日

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プロフィール

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 ある日、私は2人の子供を連れて、モラ夫から逃げて別居しました。私自身と子供を守るためです。

 私は年間100冊程度の本を読んでいます。好きなジャンルはファンタジーですが、多読しているのは実用書です。

 このサイトを訪れた方が、少しでも生活を改善したり、気持ちを前向きにしたりする情報を得られたら幸いです。

望木 幸恵

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