本『とにかくさけんでにげるんだ――わるい人から身をまもる本』のレビュー

おすすめポイント

★★★★★ ロングセラー

子供が怪しい人を怪しいと認識し、誘拐や性的な被害を回避する方法を学ぶ絵本。幼児・小学生向け。

カナダの小学校で使われている本の日本版。

スポンサーリンク

レビュー

 誘拐や性的な被害に合わないように、事前に子供を教育するための絵本です。具体的に公園や近所、デパート、旅行先などで出くわしそうなシチュエーションを描き、どのような人が「わるい人」で、どのように対処するのが望ましいかを解説します。サブタイトルに「わるい人から身をまもる本」とありますが、まさにその通りです。

 元モラ夫持ちの私が思う、この本の良い点の1つは、悪人として親戚の「サムおじさん」が登場するところです。身内なら安全、身内なら良い人とは限らないことを教えてくれます。

 ひらがな・カタカナ・簡単な漢字(総ルビ)が使われており、文章量がやや多めです。小学校低学年の子供なら自分で読めると思いますが、幼児には読み聞かせ&解説をするほうが良いかもしれません。挿絵は穏やかでカラフルな色使いです。

私

私は別居・離婚なんて考えてもいなかった頃に、この本を買って、上の子に読み聞かせをしました。別居時に持ち出した本のうちの1冊で、今は下の子に読んでいます。

 このサイトでは虐待を扱っていますが、そのような環境下にないお子様にも、あるお子様にもお勧めします。

まとめ

要約

公園や近所、デパート、旅行先などのシチュエーション別に、どのような人が「わるい人」で、どのように対処するのが望ましいかを解説。誘拐や性被害から身を守る方法を子供が学ぶ。

評価(お役立ち度)

★★★★★ (実際に2人の子供に読み聞かせした)

基本情報
  • タイトル:とにかくさけんでにげるんだ――わるい人から身をまもる本
      [Amazon] [楽天] [レビュー]
  • 作者:ベティー・ボガホールド
  • 訳者:安藤 由紀
  • 絵:河原 まり子
  • 出版社:岩崎書店
  • 発行日:1999年2月10日
  • ISBN-10:4265006167
  • ISBN-13:978-4265006168

カテゴリー別人気記事

コメント

プロフィール

ロゴ

 ある日、私は2人の子供を連れて、モラ夫から逃げて別居しました。私自身と子供を守るためです。

 私は年間100冊程度の本を読んでいます。好きなジャンルはファンタジーですが、多読しているのは実用書です。

 このサイトを訪れた方が、少しでも生活を改善したり、気持ちを前向きにしたりする情報を得られたら幸いです。

望木 幸恵

タイトルとURLをコピーしました