★★★★★ ロングセラー
子供が怪しい人を怪しいと認識し、誘拐や性的な被害を回避する方法を学ぶ絵本。幼児・小学生向け。
カナダの小学校で使われている本の日本版。
レビュー
誘拐や性的な被害に合わないように、事前に子供を教育するための絵本です。具体的に公園や近所、デパート、旅行先などで出くわしそうなシチュエーションを描き、どのような人が「わるい人」で、どのように対処するのが望ましいかを解説します。サブタイトルに「わるい人から身をまもる本」とありますが、まさにその通りです。
元モラ夫持ちの私が思う、この本の良い点の1つは、悪人として親戚の「サムおじさん」が登場するところです。身内なら安全、身内なら良い人とは限らないことを教えてくれます。
ひらがな・カタカナ・簡単な漢字(総ルビ)が使われており、文章量がやや多めです。小学校低学年の子供なら自分で読めると思いますが、幼児には読み聞かせ&解説をするほうが良いかもしれません。挿絵は穏やかでカラフルな色使いです。

私は別居・離婚なんて考えてもいなかった頃に、この本を買って、上の子に読み聞かせをしました。別居時に持ち出した本のうちの1冊で、今は下の子に読んでいます。
このサイトでは虐待を扱っていますが、そのような環境下にないお子様にも、あるお子様にもお勧めします。
まとめ
公園や近所、デパート、旅行先などのシチュエーション別に、どのような人が「わるい人」で、どのように対処するのが望ましいかを解説。誘拐や性被害から身を守る方法を子供が学ぶ。
★★★★★ (実際に2人の子供に読み聞かせした)
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