★★★★★ 大反響!
自己肯定感を高める方法を多数紹介。自分に合ったやり方が見つかる。そして自己肯定感が上がる
レビュー
この本を読めば、自己肯定感のすべてが分かります。自己肯定感の性質、定義、高め方を簡潔明瞭に解説。冒頭から、勇気づけられる言葉が盛りだくさんです。
- 「自己肯定感」という言葉をタイトルにした本を手にしている時点で、状況は好転している
- 大丈夫。自己肯定感はいつからでもつくることができます。いつからでも高めることができます
- クライアントのみなさんが抱えている悩み自体を解決しようとしなくとも、本人の自己肯定感を高めるだけで、人生の重しとなっていた悩みそのものがなくなってしまう
本の構成は次のとおり。
- 第1章 自己肯定感の知っておきたい3つのこと――人生は自己肯定感で10割決まる
- 第2章 自己肯定感ってそもそも何?――自己肯定感を構成する”6つの感”とは?
- 第3章 自己肯定感が一瞬でパッと高まる方法――かんたんに今すぐできる小さなコツ
- 第4章 自己肯定感をじわじわと高める方法――自己肯定感の基礎体力をつくる3つのステップ
著者は中島 輝氏。5歳で里親が夜逃げするという、困難な体験をします。25歳で実家の商売の借金を背負い、その後は引きこもりに。紹介文には双極性障害、パニック障害などなど、ずらずらっと病名や症状が並びます。しかし、そこが終わりではありません。
自分の考えに自信が持てない。何をしてもうまくいく気がしない。不安が膨らみ、行動に移すことができない。人のことが信じられないにもかかわらず、自分で自分に「YES」と言うことができない。
できないばかり積み重なるなかで、私は心理学や心理療法を独学で勉強し、自ら実践するという”人体実験”を繰り返しながら、35歳のときに引きこもり状態を克服しました。
その後(略)、現在まで1万5000人を超えるクライアントの方々に心理カウンセリングをおこない、その95パーセントの方が回復を実感されています。
著者がご自身と他人の自己肯定感を上げまくった方法が、この本1冊に詰まっています。自己肯定感を引き上げるためにできることは、たくさんある。私はこのように感じました。
ただ手軽に取り組めることばかりではありません。実践を支援するための本も出版されているので、合わせてご紹介します。
私は、自分というより我が子の自己肯定感を上げるために、この本を手に取りました。3章の「自己肯定感が一瞬でパッと高まる方法」の中から、子供でもできることをいっしょにやっています。第2章で「自己肯定感」をさらに細分化した考えを知って、より効果的にアプローチできるようになりました。この本が人気を博していることは当然だと思いました。
ご自身あるいはお子様の自己肯定感が気になる方に、ご一読をお勧めいたします。
まとめ
自己肯定感の性質、定義、高め方の解説書。随所に励ましの言葉がある
★★★★★
コメント