★★★★★ 超絶おすすめ
自分が本当に望んでいることが分かる。自分が大切にしているもの(価値観)が見えてくる。そして自己肯定感が上がる。
めちゃくちゃ簡単! 中学生でも実践可能。大人の支援があれば小学生でも。
レビュー
この本は『私は「人の行動を変える専門家」です』という一文で始まります。本のタイトルも示すように、最終的には行動変容につながる教えを説いています。その過程で、自分のやりたいことが分かり、自分のことが好きになり、自己肯定感が向上します。
ハラスメントや虐待を受けると、自己肯定感・自尊心が失われ、自分の価値観や望みが分からなくなってしまいます(このように解説している書籍はあまたあります)。この本には、その対抗措置があります。
しかも、この本のアプローチの素晴らしいところは、気合を入れてがんばらなくてもいいところです。自己肯定感の本の中でいちばんカンタン!
この本で、自分の「できたこと」を見る視点を身につければ、がんばらなくても自己肯定感は自然に上がります。
だから、がんばる必要はありません。むしろ、がんばらないでください。
最初のステップは、毎日「できたこと」を書き記すことのみです。
1日の終わり、数分でいいので、その日を振り返って「できたこと」を3つメモしましょう。手帳でも、スマホのメモ機能を使ってもOKです。3つ浮かばない場合は1つでもかまいません。
「できたこと」が見つからなくても大丈夫。この本にはまるまる1章を割いて、「できたこと」の探し方が載っています。
小難しい理論や専門用語は排除して、分かりやすく書いてあります。分量も多くないので、一気に読み終わります。中学生なら自分で読んで実践できると思います。

私は別居前に、当時小学生の娘の自己肯定感を上げる方法を探していて、この本に行きつきました。私が読んで、娘にやり方を教えて、毎晩いっしょに「できたこと」を書き留めました。記入用の『できたこと手帳』(レビュー)も発行されており、娘にはそれを使いました。私は自分の「できたこと」を、自分の手帳に書いて、今でも活用しています。
自分を好きになりたい、すべての方に。
「できたことノート」と手帳
『できたこと手帳』には、『できたことノート』のやり方に沿って、毎日のできたことを書き込めます。
ムック『自己肯定感を高める本』では、親子が双方とも自己肯定感を上げる方法を『できたことノート』の著者が解説しています。
そして2021年12月には、親子で自己肯定感を高めるための本『親子できたことノート――いいところが見つかる! やる気になる!』が発刊されました。
子供が実践する際に利用できる『親子できたこと手帳』も発売。見開きで子供と親が双方とも、それぞれができたことを書き込むシステムです。
表のリンクをタップ・クリックして、レビューをご確認ください。
本 |
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![]() 2016年発行。自分の「できたこと」を見つける [Amazon |
![]() 2020年発行。親子双方の自己肯定感UP。付録に「親子できたこと手帳」 [Amazon |
![]() 2021年12月発行。親子2人で自分と相手の「できたこと」を見つける [Amazon |
手帳 |
![]() 2017年発行。書き込み式 [Amazon |
![]() 見開きで親と子の2人分の書き込み欄がある [Amazon |
まとめ
どんな人になりたいのか、どんな人生を歩みたいのか。その答えは、すでにあなたの内側に眠っている。「できたこと」を見つけ続けることで、自分の「ありたい姿」が分かり、次なる行動につながる。
★★★★★(自分にも小学生の子供にも効いた)
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