マンガ『自分を好きになりたい。 自己肯定感を上げるためにやってみたこと』のレビュー

おすすめポイント

★★★★★

母親に傷つけられたインナーチャイルドの育て直しを通じて、自分を好きになっていく実体験を綴った漫画エッセイ。

インナーチャイルドをイメージしやすかった。

スポンサーリンク

レビュー

 母親に傷つけられたインナーチャイルド。「小さな私」を癒す声かけや行動を繰り返して、自分を好きになっていく。――筆者のこうした実体験がマンガで綴られています。他の著作と同様に、著者が実行したことを淡々と紹介。読者に勧めたり、説いたりはしていません。

 この本には、誰でも自己肯定感を高められる情報が載っているわけではありません。

 また親を軸に話が展開していくわけではない点で、一般的な毒親本とも一線を画します。そもそもこの本には「毒母」「インナーチャイルド」「育て直し」のような専門用語(?)は出てきません。

 すばらしいのは、分かりやすさ&イメージのしやすさ。マンガの威力はスゴい! マンガの中でインナーチャイルドが、「子供の頃の私」「心の中の幼い私」「小さな私」という登場人物として描かれています。

 また著者の周りの方のセリフに、読者の私も救いを感じます。ジャズボーカルの先生の言葉は次のとおり。

(略)誰かの言葉じゃなくて自分の言葉よ
自分で自分をいじめてるの
(略)自分だけでも自分の味方でいてあげて

 夫からは以下の声かけ。

僕は
“人は誰かを許さないままで
幸せになってもいい!”
と思うんだよね

 著者と似た境遇にある方は、自分を好きになるためのヒントが得られるはずです。ぜひご一読ください

 なお著者のわたなべ ぽんさんは、ダイエットや家の片付けにも挑戦して、その経緯を漫画エッセイで紹介しています。よろしかったら併せてご確認を。

表紙タイトル
スリム美人の生活習慣を真似したら 1年間で30キロ痩せました

2013年発行

[Amazon] [楽天] [レビュー]
ダメな自分を認めたら 部屋がキレイになりました

2015年発行

[Amazon] [楽天]
やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方

2016年発行

[Amazon] [楽天] [レビュー]
自分を好きになりたい。 自己肯定感を上げるためにやってみたこと

2018年発行

[Amazon] [楽天] [レビュー]
ズボラ習慣をリセットしたら やる気な自分が戻ってきました

2019年発行

[Amazon] [楽天]

 私は『スリム美人の生活習慣を真似したら 1年間で30キロ痩せました』を参考にダイエットをしています。以下の記事もぜひご覧ください。

スポンサーリンク

まとめ

要約

自分を好きになっていく実体験を綴る。母親に傷つけられたインナーチャイルドを育て直す。

評価(お役立ち度)

★★★★★ (めちゃくちゃイメージしやすい)

基本情報
  • タイトル:自分を好きになりたい。 自己肯定感を上げるためにやってみたこと  [Amazon] [楽天] [レビュー]
  • 著者:わたなべ ぽん
  • 出版社:幻冬舎
  • 発行日:2018年10月25日

カテゴリー別人気記事

コメント

プロフィール

ロゴ

 ある日、私は2人の子供を連れて、モラ夫から逃げて別居しました。私自身と子供を守るためです。

 私は年間100冊程度の本を読んでいます。好きなジャンルはファンタジーですが、多読しているのは実用書です。

 このサイトを訪れた方が、少しでも生活を改善したり、気持ちを前向きにしたりする情報を得られたら幸いです。

望木 幸恵

タイトルとURLをコピーしました