★★★★★ ベストセラー
絵や図を用いた、分かりやすい解説
レビュー
本のあらすじ・位置づけ
この本は子供向けの金融教育の本です。このサイトではこれまでに同様の位置づけの本を紹介してきました(参考)。今回取り上げる『10歳から知っておきたいお金の心得』は、なかでも分かりやすい! 図解や挿絵がたっぷりで、フルカラー、漢字にはルビが振られています。
この本の「はじめに」では、お金と向き合う基本姿勢について、以下のように記載しています。
お金は稼げばいい、増やせばいい、という訳ではありません。
大切なのは稼ぎ方と、増やし方と、使い方です。
そして、稼ぎ方や使い方に、社会をよくするための「思い」や、人を幸せにする「願い」が込められていれば、お金の話をすることは、カッコイイことになるでしょう。
目次は次のとおり。
- 第1章 物の価格はどうやって決まるの?
- 第2章 未来のお金はどうなるの?
- 第3章 銀行ってなにしているところ?
- 第4章 投資でお金を増やせるの?
- 第5章 税金や社会保障って何?
この本は子供だけでなく、金融教育を受けてこなかった大人にも、分かりやすくお金にまつわるアレコレを教えてくれます。
感想等
この本は分かりやすさで言うと随一です。目次から選んで、知りたいところだけを読むこともできます。
身近な例でいうと、最近、我が母に第2章のキャッシュレス決済について読むように勧めました。母は今さらガラケーからスマホに乗り換えたのですが、その動機のひとつが、近所のよく訪れる店で「ピッてやるほうが安くなる(QRコード決済)」とのこと
文字を追うのが億劫な年頃のばあさんでも、絵がたっぷりなこの本を、とりあえず「見る」気になれた模様です。読んでみれば、娘(私)に聞くより、よっぽど分かりやすかったそう。それに、ぶちぶち愚痴も言われなかった、と。
また、本来10代の娘のために買った本なのですが、彼女がすぐに役立てられる内容もありました。それは「おこづかい」についての特別ページ。おこづかいを管理する方法や、使う方法を学べます。
このサイトで、この本を取り上げた理由は、第4章で投資についても扱っているから。金困シングルマザーの私としては、お金の面で生きやすくなりたいので、投資を学び実践しています。
まとめると、この本はさまざまな立場の方におすすめいたします。ぜひお手に取って下さいね。
まとめ
子供向けの金融教育の本
★★★★★ (分かりやすい)
コメント