本『レスキューナースが教えるプチプラ防災』のレビュー

超絶おすすめ

★★★★★ ベストセラー

  • 命を守った後、日常を取り戻すところまで言及されている
  • 防災・復興に必要なマインドを授けてくれる
  • 防災対策の実例がてんこ盛り。利用する商品も分かる

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レビュー

 誰でも実践できる防災テクニックや安価な防災グッズが満載の、防災の本のレビューです。この本の章立ては、第一章は「平時に行う防災の備え」、第二章は「災害発生直後の行動」ときて、第三章は「被災後を生き抜く知恵とテクニック」です。。

 著者は国際災害レスキューナースとして国内外の被災地へ赴かれたほか、ご自身も阪神・淡路大震災と大阪北部地震で被災されています。世界中の誰よりもきっと、被災からの復興までを現場で体験してきたのでは、と思わせる経歴の持ち主です。

 この本には著者の実体験に裏打ちされた、具体的で実践的なテクニックや商品が多数紹介されています。家庭の防災・復興に関する情報の網羅性・実用性の面で他に類を見ません。この本が優れている点を3つ述べます。

その1)命を守った後、日常を取り戻すところまで言及されている

 第三章の「被災後を生き抜く知恵とテクニック」では、被災した後の避難所または自宅避難の生活がどのようなものかの解説とともに、生活を立て直し、日常を取り戻す方法が紹介されています。

行政がフォローしてくれるのは最低限生きていけるレベルまで

被災前と同じレベルの幸福度・快適さを求めるなら、自力でやるしかない

その2)防災・復興に必要なマインドを授けてくれる

 全編を通じて、力強い言葉で鼓舞してくれます。モラハラっぽい「これがないと(これをしないと)、困ったことになるよ」的な脅し文句はありません。一部をご紹介します。

すでに持っているものでなんとかなる!

やればできる!「日常」を取り戻すのはあなた自身だ!

元の生活を取り戻すにはとにかく笑う、笑わせる

その3)防災対策の実例がてんこ盛り。利用する商品も分かる

 著者のご自宅の写真付きで対策が示されています。「お金のかけどころ」という対策もありますが、100均やホムセンのものや、防災用ではない安価な代替品を使ったものが圧倒的に多いです。著者が何種類も試してコレしかないと認定した結果、商品名が挙がっているものもあります。政府や自治体からは発信されにくい情報なので、助かりました。

 また、必要なのは高価な専用防災グッズではなく、テクニックだそうです。防災に役立つのみならず、別居家庭のおサイフに優しく(無料)、生活の質の向上にもつながるテクニックもありました。

断捨離も立派な防災術です。

「きちんと片づけてある」。これも防災になるのです。

私はものを増やさないために、「3つ以上用途があるものしか持たない」と決めました。


 私は二人の子供と暮らすシングルマザーです。地震、台風、大雨、コロナ、……。モラハラ夫との別居後にさまざまな災害が起きました。別居前には防災なんて意識する時間も心理的余裕もありませんでしたが、イヤでも考えさせられるように。そんなときに、まとまった知識を得ようと選んだのがこの本です。シングル家庭には、やっぱり「プチプラ」という言葉がピカっと輝いて見えました。

 有事に参照するために、我が家ではこの本は防災リュックの隣に収納しています。

 防災は誰にでも役立つものなので、別居前の方にも、別居後の方にも、別居しない方にも、幸せな家庭の方へもこの本をお勧めします。別居を決めている方には、できるなら別居前に目を通していただきたいです。家具・家電・生活用品を選択・配置・収納する際のヒントも盛りだくさんです。

【追記】(2020年12月6日)

 コロナ禍の折、緑の表紙の『レスキューナースが教える新型コロナ×防災マニュアル』(レビュー)も発行されました。新型コロナの感染予防策・感染した場合の対応策に留まらず、さらにコロナ禍で洪水・地震などの災害が起きた場合の心構えや対策も扱っています。こちらも著者の実地経験を生かした、実用的な情報が満載です。併せてご確認ください

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まとめ

要約

平時の防災の備え、災害発生直後の命を守るための行動、被災後を生き抜く知恵とテクニックの三部構成。著者の実体験に裏打ちされた、具体的なテクニックや商品が多数紹介されている。

評価(お役立ち度)

★★★★★ (いくつかの防災対策を実践した)

基本情報
  • タイトル:レスキューナースが教えるプチプラ防災  [Amazon] [楽天] [レビュー]
  • 著者:辻 直美(国際災害レスキューナース)  ブログ
  • 出版社:扶桑社
  • 発行日:2019年
  • ISBN-10:4594083358
  • ISBN-13:978-4594083359

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 ある日、私は2人の子供を連れて、モラ夫から逃げて別居しました。私自身と子供を守るためです。

 私は年間100冊程度の本を読んでいます。好きなジャンルはファンタジーですが、多読しているのは実用書です。

 このサイトを訪れた方が、少しでも生活を改善したり、気持ちを前向きにしたりする情報を得られたら幸いです。

望木 幸恵

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