★★★★★ ベストセラー
投資に及び腰な人でも、初めの一歩を踏み出せる。
レビュー
本のあらすじ・位置づけ
これは、投資に及び腰な方に向けた「はじめての投資」の本です。「きちんと勉強して賢く投資したい」「投資で儲けたい」「FXで一発当てるぜ、ヒャッハー!」みたいな、投資に積極的な人にぴったりな本はたっくさんあります。翻ってこの本では、「怖い」「難しそう」といった気持ちから投資に手を出さずにきた方に、まずは安全性が高く、簡単にできる方法を示しています。
この本を読めば、証券会社に口座を作って、投資信託を月々3000円以内で購入するところまで、ひとつひとつ段階を踏んで実践することができます。「そもそも投資信託とはなんぞや」という疑問に対する分かりやすい解説もありますし、投資信託の銘柄や証券会社の具体名も挙げています。
なぜ3000円なのか、著者は次のように述べています。
「3000円」という額は、これまでの経験を踏まえて私なりに考えた「初めて投資をする方が、おそらくあまり怖さを感じずに投資にまわせる金額」であり、「貯金しながら投資をスタートさせるのに、ちょうどいい金額」です。
目次は以下のとおり。
- プロローグ
- PART 1 さあ、3000円投資生活を始めよう
- PART 2 3000円投資生活なら「貯金感覚」でコツコツ増える
- PART 3 1万人の家計を見てきてわかった「投資の分かれ道」
- PART 4 絶対にやってはいけない、投資とお金の使い方
- あとがき
PART 1~4は計29のセクションに分かれています。ある程度知識がある方なら、目次から辿って、必要な部分だけを拾い読みすることも可能です。
感想等
この本のいいところは、お金対策として「倹約」や「預貯金」に続く第3の選択肢「投資」を、すべての人に身近にした点。お金持ちじゃなくても、忙しくても、投資に心理的な抵抗があっても、この本の方法なら誰でも投資を始められます。
大きく儲けることではなく、まずは投資を試してみたい、始めてみたいと考える方にお勧めの一冊です。ぜひご確認ください。
なお改訂版として『貯金感覚でできる3000円投資生活 デラックス』が発行されています。併せてご検討ください。
まとめ
投資に及び腰な方に向けた投資の本。証券会社に口座を作って、投資信託を月々3000円まで購入する方法を具体的に提示。
★★★★★ (投資の初めの一歩として最適)
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