本『言ってはいけない――残酷すぎる真実』のレビュー

おすすめポイント

★★★★★ 話題作

知能や学歴、年収、犯罪癖、教育などについて、現在の規範や良識に反する真実(残酷すぎる真実)を伝える。

教育虐待をする親に読ませたい。

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レビュー

 最初に断っておくが、これは不愉快な本だ――この一文で本が始まります。本のカバーには、以下の紹介文あり(太字は私が強調)。

この社会にはきれいごとがあふれている。人間は平等で、努力は報われ、見た目は大した問題ではない――だが、それらは絵空事だ。往々にして、努力は遺伝に勝てない。知能や学歴、年収、犯罪癖も例外でなく、美人とブスの「美貌格差」は約三六〇〇万円だ。子育てや教育ははぼ徒労に終わる。進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が明かす「残酷すぎる真実」。読者諸氏、口に出せない、この不愉快な現実を直視せよ。

 本の中身は、上の紹介文に集約されています。具体的なエビデンス(参考文献)や事例を交えつつ、解説が進行。

 このWebサイト(虐待やDVについて扱っている)で、なぜこの本を取り上げたかと言えば、とりわけ教育虐待をするタイプの親にとって「残酷すぎる真実」をつまびらかにしているから。中心的に扱っている第三章のタイトルは「子育てや教育は子どもの成長に関係ない」です。

 ただし念のためお伝えしておくと、「親は無力だ」というのは間違いだ、とも書かれています。これに続く一文は以下のとおり。

なぜなら、親が与える環境(友だち関係)が子どもの人生に決定的な影響を及ぼすのだから。

 私の元夫(くそモラハラ野郎)は、我が子に教育虐待をしていました。この本の内容を受けて、私がモラ夫(元)に言いたいことはコレ。

私

 環境を用意したら、あとは子供を放っておいたほうがずーっとマシだった。

 親ができることはわずか。しかも、モラ夫様がやっていることは、そのわずかなことに逆行しているよ!

 もっと詳細に知りたい方は、ぜひこの本をお読みください(「不愉快な本」の書評を、イイ感じにまとめるのは難しい……)。

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まとめ

要約

進化論、遺伝学、脳科学の最新の知見に基づき、知能や学歴、年収、犯罪癖、教育などについて、現在の規範や良識に反する真実(残酷すぎる真実)を伝える。

評価(お役立ち度)

★★★★★

基本情報
  • タイトル:言ってはいけない――残酷すぎる真実
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  • 著者:あきら
  • 出版社:新潮社
  • 発行日:2016年4月20日

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プロフィール

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 ある日、私は2人の子供を連れて、モラ夫から逃げて別居しました。私自身と子供を守るためです。

 私は年間100冊程度の本を読んでいます。好きなジャンルはファンタジーですが、多読しているのは実用書です。

 このサイトを訪れた方が、少しでも生活を改善したり、気持ちを前向きにしたりする情報を得られたら幸いです。

望木 幸恵

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