
「投資」って何? シングルマザーの私も、やったほうがいいの?

投資とは、文字通り「資」本を「投」じること(お金を出すこと)。もちろん、利益を得られることを期待して行う。
節約とかポイ活とか貯蓄とか、お金の使い方・増やし方はいろいろあるけれど、その一つとして「投資」を検討してほしいな。
(お金持ちじゃなくて)金コマ シングルマザーでも可能なやり方が載った本を紹介するね。
投資とは
最初に「投資」の定義を『投資ド素人が投資初心者になるための株・投資信託・つみたてNISA・iDeCo・ふるさと納税 超入門』から引用します(この本は女性2人の会話で進行。そのため言い回しがフランク)。
投資と言えば、株や不動産が有名よね。投資の種類は様々だけど、『利益を得る目的でお金を出して、リターンを得ること』を総称して投資というわ。
投資したい?
今までに投資を行ったことがない方に向けて、この記事を書いています。
これまで投資をしていなくても、気持ちの上ではどれくらい投資に前向きですか? 大雑把に「投資したい」「投資したくない」「どちらでもない」の3つに分けると?
また、どのような理由で投資をしてこなかったのでしょうか?
お金や投資の本では、人々の投資に対するさまざまなスタンスが描かれています。投資未経験者の気持ちや、これまでに投資をしなかった理由を分類すると、以下のようなものが浮かび上がってきます。
気持ち | 投資をしていない理由 |
---|---|
投資したい | 難しそう・やり方が分からない・投資するお金がない・お金持ちがやること |
投資したくない | 絶対に損したくない・怖い・ずるい・ギャンブルは嫌 |
どちらでもない | 詳しく知らない・考えたことがない |
次のセクションでは、この投資スタンスに応じた「おすすめの本」をご紹介します。
おすすめの本
お気持ちに近いものにお進みください。
その1
投資をしてみたい気持ちがある方に向けた本をご紹介します。現時点でそこまで投資に積極的ではない方や、投資について考えたことがない方でも、投資というものを知って、始める・始めないの判断材料としてお使いいただけます。
まず、著者の自己紹介を『年収200万円からの貯金生活宣言』という本から引用します(太字は原文ママ)。
私はファイナンシャル・プランナーです。ですが、資産運用や金融商品の提案などを行う、いわゆる一般的なファイナンシャル・プランナーではありません。
その逆で、お金の面で苦しい状況にある方を、家計から再生させていくことを得意としています。そのため、「家計再生コンサルタント」という肩書も持っています。
つまり私は、「お金をもっとも貯めることができない、そして今後もっともお金を貯める必要がある人たち」に関わってきたといえるのです。
この著者の代表作『はじめての人のための3000円投資生活』(レビュー)を、お勧めの投資本として最初にピックアップします。ネット証券会社に口座を作り、月々3000円を限度に投資を行います。初めの一歩として、大きく踏み出すのではなく、少額で簡単に取り組みやすいことからスタート。投資って難しいんじゃないかとか、怖いんじゃないかとか、心理面にも配慮しています。
またこの本では、投資と並行して貯蓄も行うことを説いています。現在の預貯金が0円の方にも、お金の使い方・貯め方・増やし方の参考になります。
案ずるより産むが易し。ぜひご一読の上、投資に一歩踏み出してください。
その2
ある程度まとまった金額を投資に振り向けることを検討中であれば、『知識ゼロですが、つみたてNISAとiDeCoをはじめたいです。』をお勧めします。こちらも、「その1」で挙げた本の著者によるものです。
「つみたてNISA」や「iDeCo」というのは、投資で儲けた収益にかかる税金の優遇措置のことです。投資額が少ないとそんなに効果的ではありませんが、1年で数十万円以上投資するなら使わない手はありません。
口座を開設すべき証券会社や、購入すべき銘柄も載っています。また、いろいろな手続きを図で分かりやすく解説。投資ビギナーに優しい作りになっています。ぜひご確認ください。
その3
最後に、投資に否定的な方に向けて『14歳の自分に伝えたい「お金の話」』(レビュー)という本をご紹介します。これは投資する方法を教える本ではありません。お金にまつわる幅広いトピックを扱っており、お金に関するモノの見方が変わります。
章立ては次のとおり。
- 第1章 「お金」のこと――“人の努力や才能を引き出す”パワーがある
- 第2章 「使う」こと――「僕らの使い方」が社会の景色を決めていく
- 第3章 「仕事」のこと――自分に合った「働き方」「稼ぎ方」を知る
- 第4章 「人生」のこと――「幸せ」と「お金」の意外な関係
投資について言えば、「貯金以外の選択肢」を持っておこう、というメッセージが本の中にありました。
著者は投資家。しかもプロ中のプロ。本から著者の熱意や誠実さが感じられて、私も熱を持ってこの本のレビュー記事を書いた記憶があります。
投資したくない人に投資を勧めるなら、この本しかない。中学生が読めるくらい易しいところもイイ。心の底から読んでいただきたい1冊です。
なお、お金関連の本の一覧については、以下の記事をご参照ください。
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