
くっそモラハラ野郎! いつか離婚してやる! 今は子供のために我慢しているだけだ!

はっきりと離婚を決めていなくても、早く始めたほうが有利になる準備が2つあるよ。
いざ離婚することになったら、役立つこと間違いなし。そうでなくても、準備するだけで心に余裕が生まれるよ。
私(離婚済み)が参考にした本や冊子も紹介するね。
離婚準備(長期編)
この記事は、多少なりとも離婚が頭をよぎる方を対象にしています。実際には離婚しないかもしれない。離婚のタイミングまでは具体的に考えていない。数年後・十数年後・数十年後に離婚しよう。子供のことでキリが付いたら離婚する、などなど。
ここでは準備期間の長さが有利にはたらくこと、逆に言うと離婚(別居)直前に手配するのでは状況が厳しくなることを挙げます。以下の2つです。
- お金の算段
- 証拠の確保
それぞれ、詳しく見ていきます。
お金の算段
まずはお金の算段です。別居・離婚したはいいけれど、その後の生活が経済的に立ち行かなくなるのは、誰も望みませんよね。
そこで、離婚後しばらくだけでなく老後まで一生分のお金の計算をしておきます。つまり「ライフプラン」「マネープラン」と呼ばれる計画を立てます。人生には色んな変数があるので、最初はざっくりしたもので構わないです。
なお、離婚ではなく、住宅購入・子供の教育・自分の老後の計画などをきっかけに、すでに対応している方もいらっしゃるかもしれません。そうした方には、このセクションの情報は無用の長物です。
ここでは簡単かつ無料でライフプランを立てる方法をご紹介します。全国銀行協会が提供する小冊子『自分で描く未来予想図――はじめてのライフプラン』(A4で8ページ)と、連動するWebシミュレーションツール を用います。いずれも、以下の公式サイトからアクセスできます。
またこのサイトで上の冊子のレビューを行っています。ライフプランのサンプルも掲載しているので、ぜひご確認ください。
ライフプランを元に離婚の計画を見直すこともできますし、貯金などの蓄財(へそくり)・収入源の確保など離婚に向けてお金を準備することもできます。
証拠の確保
続いては証拠の確保です。
たとえば「10年以上前からモラハラが行われていた」と主張して慰謝料を請求するのなら、その証拠が必要です。最近のモラ発言なら、すぐにでも録音できるでしょうが、「継続的」「くり返し」となると、それなりの期間を要します。
また、相手の銀行口座、家、車など、共有財産についての正確な情報は、相手が油断しているうちのほうが確実に集めやすいです。私はモラ夫の趣味の物について、たーくさん写真を撮りました。
いざ離婚となったら、あんなことでモメそう、こんなことでモメそう、と想定できることがあると思います。そうした争点別に、離婚調停で有効な証拠について整理してまとめた本があります。現役の弁護士陣が著した『キッチリけりがつく離婚術』です。譲れない何かがあるのであれば、万全を期すために、ぜひこの本をご確認ください。
ちなみに私はこの本を繰り返し参照して証拠を集め、離婚調停の代理人弁護士に褒められました。
よろしかったら、この本のレビューもご確認ください。
まとめ
- 離婚経験者の私が「過去の私」にアドバイスするのなら、以下の2つはなるべく早く始めたほうがいい
- お金の算段
- 証拠の確保
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