
うちの子たち(保育園児と小学生)に、離婚のことをどうやって説明しよう。「リコン」という単語すら知らなさそうなんだけど……。

子供向けの離婚関連の本を読んでもらえばいいのでは? それぞれの子に合っている本を1冊ずつ紹介するね。
子供に本を渡すだけじゃなくて、本の内容をネタにうちの状況に合わせて話を広げていけるよ。
子供向け離婚本の選び方
子供向けの離婚本の良し悪しは、内容の良し悪しではなく、家庭ごとに合うか合わないかで決まります。幼い子供向けの絵本は、たいてい両親が離婚した子供を主人公に据えた物語形式です。本のストーリーが「我が家の離婚物語」と似ていないと、子供の混乱を招きます。もう少し上の子供に向けた、離婚の解説本であっても、子供自身の状況や気持ちとマッチした説明が必要です。
たとえば我が家では、父親が子供たちにあんなことやこんなことをしていました。いざ別居してみると、父親との再会に怯える子供……。そんな子供たちに、面会交流を前提とした本は渡せませんでした。
結局、私は20冊ほど目を通して、その中から「我が子にはコレだ!」と思ったものを2冊選択。保育園児の長男と小学校高学年の長女にそれぞれ1冊ずつ用意しました。この本については、次のセクションでご紹介します。
なお我が家には合わなかっただけで、他の本がダメというわけでは決してありません。実際のところ、本の作りとして素晴らしいものも。この時に確認した本は、一覧表にしました。随時、更新もしています。よろしかったら以下の記事をご参照の上、お子様にぴったりの本を見つけてください。
我が家で説明に使った2冊
保育園児に読み聞かせをした本
保育園児には『いろいろ いろんな かぞくの ほん』を用意しました。この本にはさまざまな家族構成の家庭が登場します。母子家庭が世の中に普通にあるものだ、と自然に伝えられました。
実は別居前から我が家の本棚に置いておき、子供に読んだことも。別居後は、シングル家庭のところで説明を厚くしながら読み聞かせをしました。
よろしかったら、この本のレビューをご確認ください。
小学生に渡した本
小学生の子供に渡したのは『だいじょうぶ!親の離婚』です。この本の良いところは2つありました。第一に、分かりやすいこと。子供が抱きがちな質問に答えるというQ&A形式で本が構成されています。これにより知りたいことに簡単にアクセスできました。
第二に、我が子の気持ちに沿った疑問が挙げられていること。普通とはちょっと違う「もし親に会いたくならなかったらどうしよう?」という質問がありました。この本はDV離婚や再婚など、広範なシチュエーションにアプローチしています。
よろしかったら、この本のレビューをご覧ください。
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