【DV・モラ対策】物事の捉え方を変える本3選

過去の私
過去の私

 モラ夫のやることなすことがツラい。ツラすぎる……。

今の私
今の私

 相手がモラ夫じゃなくても、他人を変えるのは難しい。

 自分を変える手はある。どんなにつらいことであっても、自分自身の物事の捉え方・見方・考え方や、反応の仕方を変えることを説く本がある。

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モラ夫ではなく自分を変える

 「アハ体験」「パラダイムシフト」と言われるような、ある一瞬を境に物事が違って見えるようになった経験はありませんか? 私はモラ夫がらみで、細々としたものも含めて何回も経験しました。2つご紹介します。

  • 結婚・出産を経てだいぶ経ってから、「うちの夫は普通じゃない! こんな人いるんだ!」と気づいた
  • モラ夫にさんざん「離婚だ!」と言われ続けていたが、ある日「そうか! 離婚すればいいんだ!」と思いついた

 この記事でご紹介する本は、自分を取り巻く困難な状況の見方や捉え方をガラガラっと変えるパワーを持っています。モラでもDVでもありがたく受け入れろ、とか、そういう話ではありません。本質的な意味で、自分自身が幸せになり、人生が好転するような物の見方・捉え方が分かります。そして自分の行動・反応も変わってきます。

 他人を変えるのはほぼ不可能ですが、自分を変えるのにも労力が必要です。本を読み進めながら、色々と考えることになると思います。ある種の覚悟を持って本を開くことをお勧めいたします。

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おすすめの3冊

大人気!対話形式で話が展開

 1冊目は『嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え』です。

 この本は「哲人」と「青年」の対話形式で話が進められること、また日本人著者によるものであることから、読みやすい仕上がりになっています(ちなみにこの後に挙げる2冊はなかなかヘビー)。

 誰でも幸せになれる、と言う「哲人」と、卑屈なデモデモダッテちゃんの「青年」が激論を交わします。「青年」は家族に葛藤を抱えています。同じくモラ夫に葛藤を抱えていた私が「哲人」に聞きたかったことは、「青年」が聞いてくれました。

 副題にある「アドラー」は心理学の三人の巨匠のおひとりアルフレッド・アドラー氏のことで、この本は「アドラー心理学」に基づいています。

 続刊として『幸せになる勇気』も発行されています。

表紙
嫌われる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教え

2013年発行。「青年」と「哲人」の対話形式でアドラー心理学を説く

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幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

2016年発行。『嫌われる勇気』の続編

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世界的ベストセラー

 2冊目に『7つの習慣』を挙げます。この本では優れた人格を形成するための習慣を7つ取り上げています。

 最初の「第1の習慣 主体的である」にて助言が得られます。ここで引き合いに出されるのが、ナチスの強制収容所に収監されて壮絶な経験をしたヴィクトール・E・フランクル氏(心理学者)です。そのような環境でも、尊厳を保ち、自分を見失いませんでした。

 想像を絶する過酷な状況の中で、フランクルは人間だけが授かった自覚という能力を働かせ、人間の本質を支える基本的な原則を発見した。それは、刺激と反応の間には選択の自由がある、という原則である。

 いわく、外部からの刺激がどのようなものであれ、自分がどう反応するかは自分次第であるとのことです。

 なお『7つの習慣』から派生した書籍は数々あります。『7つの習慣ファミリー』では、家族に焦点を合わせて教えを説いています。

タイトル 表紙
完訳 7つの習慣――人格主義の回復


2013年発行。スティーブン・R・コヴィー 著

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単行本

普及版


30周年記念版
13歳から分かる! 7つの習慣――自分を変えるレッスン

2020年発行

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7つの習慣――成功には原則があった!

スティーブン・R・コヴィー 著。旧訳版

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7つの習慣ファミリー――かけがえのない家族文化をつくる


2015年発行。スティーブン・R・コヴィー 著

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7つの習慣ティーンズ


2014年発行。ショーン・コヴィー 著

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7つの習慣 入門手帳 2021

フランクリン・プランナー・ジャパン監修

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魂に訴える古典

 3冊目として『夜と霧 新版』をご紹介します。

 これは前述のフランクル氏の著書です。強制収容所の体験を単に語るのではなく、自分自身や仲間の被収容者、監督やカポーの心理面の分析に主眼が置かれています。過酷な環境でも自分を見失わなかった人、他人を助けた人がいました。

 もちろん過酷なエピソードが語られる場面もあるので(抑制的ではある)、読むタイミングを選んでください。

私

私は読後、自分の置かれている環境はこれよりは過酷ではない、今の状況でできることを考えよう、と思えました。

 訳書は2版発行されていますが、底本も訳者も異なります。新版(池田訳)のほうが読みやすいです。

表紙
夜と霧 新版

2002年発行。池田訳

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夜と霧――ドイツ強制収容所の体験記録

1985年発行(初版は1956年発行)。霜山訳

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まとめ

まとめ
  • つらさへの対処法のひとつとして、モラ夫の言動はさておき、自分が物事の見方を変える
  • おすすめの本

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プロフィール

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 ある日、私は2人の子供を連れて、モラ夫から逃げて別居しました。私自身と子供を守るためです。

 私は年間100冊程度の本を読んでいます。好きなジャンルはファンタジーですが、多読しているのは実用書です。

 このサイトを訪れた方が、少しでも生活を改善したり、気持ちを前向きにしたりする情報を得られたら幸いです。

望木 幸恵

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