
離婚前に子供に説明するための本ではなく、別居後に読ませる本はありますか? 子供が苛立っています。

2作ご紹介します。それぞれ対象年齢が異なります。
うちの子供たちも、別居後しばらくは泣いたり怒ったりしていました。今はすっかり新しい生活に慣れて、年齢並みには落ち着いています。
親の離婚後の子供の気持ちに寄りそう本を2作挙げます。なお、深刻な場合には、スクールカウンセラーなど専門家に相談することもご検討ください。
おすすめの2作
幼児から低学年の小学生向け
まずは幼い子供に向けた絵本、『パパ どこにいるの?』を挙げます。この物語の主人公(女の子)は、両親の離婚後に住む場所や生活様式が変わっていく中で、感情を押し殺したり、爆発させたりします。他の子供向けの離婚本と比べて、描かれている感情の幅が広く、振れ具合も大きいです。
最終的には両親や祖母の振る舞いが変わり、読後には救いを感じます。大人が取るべき態度や対応を学ぶのにも役立ちます。
よろしかったら、この本のレビュー記事もご覧ください。
中学年以上の小学生・中学生向け
絵本の『パパ どこにいるの?』がそぐわないくらい成長したお子様には『だいじょうぶ! 親の離婚』をおすすめします。
この本はQ&A形式で、親が離婚する(離婚した)子供の悩みや疑問に答えています。その中に「気持ちが落ち着かなくて困るんだけど?」という質問があります。回答は以下のように、ネガティブな感情に共感するところから始まります。
離婚話が進んでいくということは、とても大きな変化です。あなたの人生に吹き荒れる、大きな嵐みたいに思えるかもしれません。この嵐は、あなたにもいろんな感情をもたらします。それはおびえだったり、混乱だったり、怒りだったり、緊張だったり、不満だったり、恐れであったりします。
回答の後半ではアンガー・マネジメントの本も紹介されています。
よろしかったらレビューもご確認ください。
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