DV家庭で子供が受ける影響は? ⇒ 本の一節を紹介+影響を語る本3選

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モラ家庭の我が家が、子供の成長にいい環境だとまったく思えない。このままだと、うちの子たちはどうなっちゃう?

今の私
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子供への影響を語った本を3冊紹介するね。どれも違うタイプの本だけど、言っている内容には共通点がある。まずは、どれか1冊読めば分かるよ。

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本の一節

 子供が直接的に虐待を受けるだけでなく、両親の間で行われるDVを目撃することによっても、さまざまな影響(それも悪影響)があると言われています。ここではひとつの例として、子供の意欲に関するものを挙げます。

 子供の成長には、(親よりも)子供自身の意欲が欠かせません。DV家庭・モラ家庭では、親は子の意欲をかきたてるどころか、足を引っ張っています。そのような事象を分かりやすく説明している本を見つけました。

 『PTSDってなに?――トラウマ体験後のケア(10代のセルフケア)』(レビュー)という本の「暴力の被害者の症状」という章から一節を引用します。

 ここでは、心理学者マズローの「欲求段階説」をハシゴに例えて解説しています。基本的・本能的な段階から順に「生理的欲求」「安全への欲求」「帰属の欲求」「自我の欲求」「自己実現の欲求」と高次の欲求につながり、先に下位の欲求が満たされないと、上位の欲求が生まれない、というものです。

 (注記:家庭内の暴力に限った文脈で述べた内容ではありません)

5.自己実現の欲求

あるべき自分になりたい(自己肯定感など)

4.自我の欲求(あるいは評価・承認欲求)

自分をみとめてもらいたい、愛したい、愛されたい

3.帰属の欲求(あるいは社会的欲求)

家族、学校、会社、国、あるグループなどに所属していたい

2.安全への欲求

生を脅かされないこと

1.生理的欲求

食べること、水を飲むこと、そして呼吸をすること

 その後に、次のように述べています。

 マズローは、基礎的な欲求が満たされるまでは、自分の成長に必要なことを満たす行動に進んでいく動機付けがなされないと考えました。成長の欲求は、学校での学科だけではなく、新しいものを学びたい、自分の周囲の環境を美しくしたいと思い、そのために行動し、実現する欲求をもち、精神的にも自らを高めようとします。

 もし、ある人が暴力的な環境で生活しているとしたら、その人はすでに2段目の「安全への欲求」が満たされていません。ですから、自分の住むアパートの一室に、美術鑑賞のための絵を飾ろうという美的欲求や、もっとよりよいものを追求しようとする欲求がもちにくくなります。その人は、収支の合う範囲で、なんとか生活をし、自分の身を守ることで精いっぱいです。

おすすめの3冊

 ここでご紹介する本では、子供への影響に関してまとまった記述があるものです。子供への直接的な虐待だけでなく、面前DVによる影響にも言及しています。

 最初の2冊は短期的な影響も、成長して大人になった後まで続く長期的な影響も扱っています。3冊目は、目の前の影響のみに触れています(読みやすさを重視して子供向けの本を選定したため)。

 いずれの本も、DV・虐待の子供への影響が分かったところで、どうしたらいいのかも提示しています。

母親による子供のケアを主題にした本

 まずは『DV・虐待にさらされた子どものトラウマを癒す――お母さんと支援者のためのガイド』です。全編を通じて、DV家庭の子供にフォーカスを合わせていますが、子供への影響については「第4章 子どもの内的世界を理解する」で以下の4つの分野に分けて詳述しています

  • 行動への影響
  • 感情への影響
  • 学習や認知への影響
  • 子どもの信念や価値観への影響

 出版(2006年)から年月が経っており入手しづらいかもしれませんが(楽天では見つからず)、類書が見当たりません。

 なお父親がDV加害者であることを前提に書かれているので、男性向きの本ではありません。

 この本のレビューを行っているので、よろしかったらご覧ください。

子供の脳への影響を語る本

 2冊目は『子どもの脳を傷つける親たち』です。虐待の種類によって脳の異なる部分が委縮したり肥大したりすることが、脳のスキャン画像と共に示されています。面前DVによる影響もあります。

 加害者を父親に固定しておらず、ニュートラルな書き方になっているので、モラ妻・メンヘラ妻に悩む男性も読みやすいです。

 よろしかったらレビューもご確認ください。

子供の視点で「わたしはどうなるの?」と語る子供向けの本

 3冊目として『新版 虐待とDVのなかにいる子どもたちへ――ひとりぼっちじゃないよ』を挙げます。これは小学生向けの本ですが、しんどい時にはヘビーな本を読みにくかった私自身の経験から、読みやすい本をチョイスしました。

 この本には「暴力の影響――わたしはどうなるの?」というセクションがあり、家や学校で置かれている状況の説明がなされています

 父親(または母親の恋人)がDV加害者、母親が子供を助け得る人、として描かれています。

 レビューもぜひご覧ください。

まとめ

まとめ
  • 子供が直接的に虐待を受けるだけでなく、両親の間で行われるDVを目撃することによっても、さまざまな悪影響がある
この記事で取り上げた書籍
  • おすすめの本
    • DV・虐待にさらされた子どものトラウマを癒す――お母さんと支援者のためのガイド  [Amazon] [レビュー]
    • 子どもの脳を傷つける親たち  [Amazon] [楽天] [レビュー]
    • 新版 虐待とDVのなかにいる子どもたちへ――ひとりぼっちじゃないよ  [Amazon] [楽天] [レビュー]
  • その他
    • PTSDってなに?――トラウマ体験後のケア(10代のセルフケア)  [Amazon] [楽天] [レビュー]
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プロフィール

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 ある日、私は2人の子供を連れて、モラ夫から逃げて別居しました。私自身と子供を守るためです。

 私は年間100冊程度の本を読んでいます。好きなジャンルはファンタジーですが、多読しているのは実用書です。

 このサイトを訪れた方が、少しでも生活を改善したり、気持ちを前向きにしたりする情報を得られたら幸いです。

望木 幸恵

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