【DV・モラ対策】身体的な暴力に関する本3選

読者Sさん
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 身体的DV(暴力)に関する本はありますか? モラハラの本はよく見かけるのですが……。

今の私
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 あります! 3作ピックアップします。

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身体的DVについて

 この記事では身体的DVを扱った本を紹介します。いずれも、被害者支援の専門家による書です。

 身体的DVに特化した本は、モラハラ本のように数多くはありません。ただ、あやしげな本は少ない印象です。モラハラはメジャーになりすぎて、眉唾物のモラハラ本もちらほら……。

 なお、「DV」という単語で、身体的なDV(暴力)のみを指しているような記述もネット上でよくみかけます。

 しかし「DV防止法(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律)」でも、その他の文脈でも、「DV」の概念はもっと広範です。つまり身体的暴力だけでなく精神的暴力(モラハラ)、性的暴力、経済的暴力などあらゆる形態の暴力を含みます

 このサイトでは特に断り書きがない場合、後者のように広範な意味合いで「DV」という言葉を使っています。用語については、よろしかったら以下の記事をご参照ください。

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厳選3作

 夫から妻への身体的DVを取り上げた本を3作紹介します。いずれもこのサイトで書評記事を掲載しています。よろしかったら「レビュー」というリンクから、ご確認ください。

身体的DVに特化した本

 『殴られる女たち――ドメスティック・バイオレンスの実態』(レビュー)を1冊目に挙げます。有名な『モラル・ハラスメント――人を傷つけずにはいられない』(レビュー)と同じく、フランスの精神科医マリー=フランス・イルゴイエンヌ氏が著しました。

 タイトルから分かるとおり、身体的なDVをメインに取り上げています

敵を知り、己を取り戻す

 次は『DV・虐待加害者の実体を知る――あなた自身の人生を取り戻すためのガイド』(レビュー)です。米国で心理カウンセラー、監護権評定者、児童虐待調査官として多数のDV加害者(男性)と対峙してきたランディ・バンクロフト氏が、この本を書きました。

 女性が回復して、人生の主導権を取り戻すことに役立てるために、DV加害男性の心理を解き明かすしています。

 なお、子供についても1章を割いて取り上げています。

つらくてたまらない方へ

 最後に『傷ついたあなたへ――わたしがわたしを大切にするということ DVトラウマからの回復ワークブック』(レビュー)を紹介します。

 日本でDV被害者の支援を行っているNPO法人レジリエンスが、この本を執筆しました。上の2作はなかなか読み応えがありますが、こちらは優しさにあふれています。

 本の中でDVに関して一通りの説明があります。しかしそれよりも、被害者のケアに主眼をおいています

 このサイトでも人気の本です。


 被害者が回復し、人生を自分の手に取り戻すための一歩を踏み出せるようにという著者の熱意を、いずれの本からも感じます。つらい中で1日1日を送っておられる方に、これらの本の情報が届けば幸いです。

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まとめ

この記事で取り上げた書籍
  • おすすめの本
    • 殴られる女たち――ドメスティック・バイオレンスの実態
        [Amazon] [レビュー]
    • DV・虐待加害者の実体を知る――あなた自身の人生を取り戻すためのガイド
        [Amazon] [楽天] [レビュー]
    • 傷ついたあなたへ――わたしがわたしを大切にするということ DVトラウマからの回復ワークブック
        [Amazon] [楽天] [レビュー]
  • その他の本

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プロフィール

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 ある日、私は2人の子供を連れて、モラ夫から逃げて別居しました。私自身と子供を守るためです。

 私は年間100冊程度の本を読んでいます。好きなジャンルはファンタジーですが、多読しているのは実用書です。

 このサイトを訪れた方が、少しでも生活を改善したり、気持ちを前向きにしたりする情報を得られたら幸いです。

望木 幸恵

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