DV夫・モラハラ夫でも子供には良い父親?

神話・誤解

DV夫・モラハラ夫でも、子供には良い父親たりうる。

真実

DV夫・モラハラ夫は良い父親ではない。良い父親は、子供の母親を攻撃したり、おとしめたりしない。

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本の教え

 さまざまな書籍に、DV夫やモラハラ夫は良き父親になり得ない、と記されています。一例を挙げます。

「悪い夫はよき父にはなれない」、これは先日カナダのオンタリオ州に調査研究のために訪れた際に、行く先々で虐待やDVにかかわる専門家から聞かされたことばだ。

『加害者は変われるか?――DVと虐待をみつめながら』

 その理由は? DV夫・モラハラ夫は、なぜ良い父親ではないのでしょうか?

 (女性を)虐待する男性で、子どものことはきちんと扱う人や、母親に子どもの世話はちゃんとさせる人であっても、女性を虐待する男性という役割モデルを子どもに見せてしまうため、家庭内に不健全な空気をつくり出してしまいます。よい父親は、子どもの母親を虐待しません。虐待する男性は子どもに、女性の虐待はやってもよいことであり、男性は自分の行動を女性のせいにしてもよく、軽蔑はあたりまえのことだと教えてしまうのです。

『DV・虐待にさらされた子どものトラウマを癒す――お母さんと支援者のためのガイド』

 しかし子供の目の前では、父親は母親を攻撃していないかもしれません。子どもは父母間のDV・モラハラに気付いていないでしょうか。

 父親が爆発したときにはその場にいなかったので、彼の行動を子どもは知らない、と言い張る母親もいますが、研究により、虐待された母親を持つ子どもはたいてい、父親の屈辱的な態度やいじめについてかなり詳しく知っていて、子どもの心の中には、見たり聞いたりしたことについて、あるいは、きょうだいから教えられたことについて、さまざまな思考や感情が渦巻いているということがわかっています。

『DV・虐待にさらされた子どものトラウマを癒す――お母さんと支援者のためのガイド』

 では子供はどうやって、両親の間で起きたことを知るのでしょう。前掲の『DV・虐待にさらされた子どものトラウマを癒す――お母さんと支援者のためのガイド』から、子供が察知するパターンを挙げます。

  • 子供は、事件を見ている。ドア越し、隙間などから覗いている。事件の渦中に置かれて、親の目の前に子供がいても存在に気付かないことも
  • 子供は、事件を聞いている。怒鳴り声や大きな物音などで、寝ていても起きることがある
  • 子供同士で、事件について教えあっている
  • 家の様子が違うことに気付いている
  • 母親の様子が違うことに気付いている
  • 子供は空気を感じ取っている

 ところが、父親が正しく母親の側に問題があると、子供や母親自身が誤認してしまうケースもあります。「子供を使ったDV・モラハラ」と言われるものです。以下、2冊の本から引用します。

 妻には、常に明るく笑顔でいてほしいと思っていました。私のDVで彼女から笑顔が減ったのですが、笑顔でいない彼女を罰しました。そのために子どもを利用しました。子どもをDVのギャラリー(ゴルフなどの観衆のこと)にしたんです。自分が彼女にDVするときは、子どもに見せないようにしました。でも、彼女がおかしくなって感情的にワーッとなったとき、それを子どもたちが見るように仕向けました。だから子どもたちは彼女を責め、僕に味方しました。

『愛を言い訳にする人たち――DV加害男性700人の告白』

 被害者がモラハラ攻撃を受け続けた結果、感情を破裂させて、「お前はおかしい。精神科に行け」などと言われるような行動をとってしまうことはよくあります。また、うつ状態に陥って生活がおぼつかなくなることもありますが、そうした様子を、加害親は自分のモラハラ攻撃の裏付けに使います。子どもに、「ほら、お母さん(お父さん)はおかしいだろ」と言ったりするのです。

『カウンセラーが語るモラルハラスメント――人生を自分の手に取りもどすためにできること』

 さらに詳細な情報が必要な場合は、ここで挙げた書籍やレビュー記事(以下)をぜひご確認ください

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まとめ

まとめ

DV夫・モラハラ夫は良い父親たりえない。良い父親は、子供の母親を攻撃したり、おとしめたりしない。

この記事で取り上げた書籍
  • 加害者は変われるか?――DVと虐待をみつめながら  [Amazon] [楽天] [レビュー]
  • DV・虐待にさらされた子どものトラウマを癒す――お母さんと支援者のためのガイド  [Amazon] [レビュー]
  • 愛を言い訳にする人たち――DV加害男性700人の告白  [Amazon] [楽天] [レビュー]
  • カウンセラーが語るモラルハラスメント――人生を自分の手に取りもどすためにできること  [Amazon] [楽天] [レビュー]

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プロフィール

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 ある日、私は2人の子供を連れて、モラ夫から逃げて別居しました。私自身と子供を守るためです。

 私は年間100冊程度の本を読んでいます。好きなジャンルはファンタジーですが、多読しているのは実用書です。

 このサイトを訪れた方が、少しでも生活を改善したり、気持ちを前向きにしたりする情報を得られたら幸いです。

望木 幸恵

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