【本一覧】親が対策できる児童虐待の本&マンガ

昔の私
昔の私

「DV夫がいたら、子供を連れて逃げろ」って言われても、すぐに決断できないよ。

 どうしたらいい?

今の私
今の私

 そういう環境でも、子供のためにできることはある。

 情報源となる本を紹介するね。

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はじめに

 我が子(未成年)が夫・妻から虐待されている、あるいは自分が毒親では、と心配・不安に思う「親」の役に立つ本をまとめました。

 「虐待」という言葉からは凄惨な状況が連想されがちですが、ここで挙げる本の大半ではもっと広範に、心理的に追いつめたり、面前DVにさらすなどの不適切な扱いも含んでいます。

 なお、教育虐待を主題にした本は、別の記事に掲載しました(以下)。

 (成人向けの)毒親本の一覧は以下です。

虐待の本

 適用は表の後ろにあります。

子どものトラウマがよくわかる本(健康ライブラリー イラスト版)

2020年発行。 イラストや図表を多用していて分かりやすい

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5
脳を傷つけない子育て――マンガですっきりわかる

2019年発行。子供へのマルトリートメント(不適切なかかわり)が行われている家庭の親に向けた育児書

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4
子どもの脳を傷つける親たち

2017年発行。 心理学ではなく脳科学からアプローチ。不適切な養育により脳の特定の部位が委縮・肥大することを示す

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5
男子の性教育――柔らかな関係づくりのために

2014年発行。男子の性被害について章立てして扱う

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5
PTSDってなに?――トラウマ体験後のケア(10代のセルフケア)

2008年発行。ティーンエージャーが自分で、あるいはその家族が、子供の心の傷を癒す方法を掲載

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5
DV・虐待にさらされた子どものトラウマを癒す――お母さんと支援者のためのガイド

2006年発行。 虐待する父親がいるときに、母親が子供をケアする方法を伝授

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5
【適用】
マーク
  おすすめの本。ベストセラー、ロングセラー、このブログで人気の本など
  ヤバい本
……取り上げている虐待の種類
  精神的・心理的。モラハラ
  身体的・肉体的
  性的。セクハラ
  ネグレクト
虐待する人
  男性。父親、兄など
  女性。母親、祖母など
  男性および女性
評価 ……ライター(望木)による評価

教育虐待の本

スポーツ毒親――暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか

2022年発行。

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5
「過干渉」をやめたら子どもは伸びる

2020年発行。尾木ママこと尾木直樹氏の著書(共著)

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5
「勉強しなさい!」エスカレートすれば教育虐待――中学受験させる親必読!

2019年発行。比較的ライトな教育虐待

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4
ルポ 教育虐待――毒親と追いつめられる子どもたち

2019年発行。 ヘビーな教育虐待も扱う

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5
中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ

2019年発行。一気に読める

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4
父の逸脱――ピアノレッスンという拷問

2017年発行。 フランスの女性医師の体験談

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5
習い事狂騒曲――正解のない時代の「習活」の心得

2017年発行。習い事での虐待的指導を扱う

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5
教育虐待・教育ネグレクト――日本の教育システムと親が抱える問題

2015年発行。家庭、学校、支援教育における問題点

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4
追いつめる親――「あなたのため」は呪いの言葉

2015年発行。『ルポ 教育虐待』に改訂

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3
他人を支配したがる人たち

2014年発行。教育虐待の事例あり

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5

著者別・シリーズ別

友田明美

表紙タイトル
子どもの脳を傷つける親たち

2017年発行

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脳を傷つけない子育て――マンガですっきりわかる

2019年発行

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親の脳を癒やせば子どもの脳は変わる

2019年発行

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ランディ・バンクロフト

表紙タイトル
DVにさらされる子どもたち――加害者としての親が家族機能に及ぼす影響

2017年発行。弁護士、調停委員、カウンセラーなど離婚調停や被害者支援の専門家向け。共著

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別れる?それともやり直す?カップル関係に悩む女性のためのガイド――うまくいかない関係に潜む"支配の罠"を見抜く

2016年発行。未婚の女性向け

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DV・虐待加害者の実体を知る――あなた自身の人生を取り戻すためのガイド

2008年発行。女性一般向け

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DV・虐待にさらされた子どものトラウマを癒す――お母さんと支援者のためのガイド

2006年発行。子供がいる女性向け

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10代のセルフケア

表紙
なぜ自分を傷つけるの?――リストカット症候群

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デートレイプってなに?――知りあいからの性的暴力

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共依存かもしれない――他人やモノで自分を満たそうとする人たち

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もしかして妊娠――そこからの選択肢

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わたしの家族はどこかへん?――機能不全家族で育つ・暮らす

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傷つけられていませんか?――虐待的な関係を見直す

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PTSDってなに?――トラウマ体験後のケア

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がまんしないで、性的な不快感――セクハラと性別による差別

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眠れない、起きられない――子ども・若者にも広がる睡眠障害

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だいじょうぶ?体でアート――ピアス&タトゥーのリスク

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雑記

 もしやモラ夫が子供にやっているのは虐待じゃないか。私自身がこのような疑問を持つまでには壁がありました。気づいてからやっと、この記事の守備範囲の本(虐待されている子供の親が読む本)を読むようになりました。とはいえ、この手の本が少ないことに、すぐに気づきました。

 翻って毒親本は次々と出版されています。毒親本のニーズが高いことが示されており、暗澹たる思いがしました。親が早い段階で何らかの対処をしていれば、毒親本を読みたくならなかったかもしれません。我が子が毒親本を読むようになったらかわいそう、と思ったのも、私が別居を決める後押しになりました。

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プロフィール

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 ある日、私は2人の子供を連れて、モラ夫から逃げて別居しました。私自身と子供を守るためです。

 私は年間100冊程度の本を読んでいます。好きなジャンルはファンタジーですが、多読しているのは実用書です。

 このサイトを訪れた方が、少しでも生活を改善したり、気持ちを前向きにしたりする情報を得られたら幸いです。

望木 幸恵

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